いま、慢性的な看護師不足が問題視されています。
看護師の資格をもっているのに、出産や育児など何らかの理由により離職した“潜在看護師”の活用に注目が集まっています。
潜在看護師の復職支援について~静岡編~
「潜在看護師を活用できれば、看護師の人手不足は緩和できる」と潜在看護師がクローズアップされています。
とはいっても、医療の進歩はめざましく1年のブランクでも取り戻すのは大変で、ブランクが長ければ長いほど復職へのハードルは高くなります。
復職したいと思っている看護師さんでも「ついていけるだろうか」「命を預かる仕事だから、技術不足のままで復職をしてもいいのだろうか」などと悩み躊躇してしまうというケースも珍しくありません。
静岡県では、そういった潜在看護師のための研修会を行い200人以上の看護師を復帰させてきました。
しかし、その他に1万千人もの潜在看護師が県内には眠っているといわれています。
また、子育て中の看護師が安心して働けるように院内保育園のある病院に補助金を出したりもしています。
それでも看護師不足に悩む病院は多く、それぞれの病院で潜在看護師を対象にした研修会を独自に行うケースも増えてきています。
看護師等再就業相談会、月3~4回開催中
東部地区、西部地区、中部地区のナースセンターでは、月に3~4回ほど看護師等再就業相談会を開催しています。
現場経験のある看護師の相談員が、求人情報をもって相談会に訪れ復職の相談にのってくれます。
開催日など、詳しくは静岡県看護協会のホームページをチェックしてください。
様々な研修会を実施
静岡県看護協会では、潜在看護師が復職をするための研修会を行っています。
講義が中心の「再就業準備講習会」、個人単位で研修受け入れ病院で実習する「病院派遣型再就業研修」、
5~15日の長期にわたる「研修コース」、助産師向けの「助産師コース」などです。
受講料も不要ですので、静岡県で復職を希望している潜在看護師さんは、是非、一度相談してみてください。
その他、潜在看護師も応募できる求人情報を出している病院もあるので、チェックしてみてはいかがでしょう?